第七回 東京大薪能
TOKYO MXテレビ 2004年9月13日放送 あらすじ
第7回 東京大薪能 in 東京都庁
超高層の東京都庁。その真下に、何と能舞台が。ビルの谷間にあらわれた幽玄の世界。2004年9月15日、第7回東京大薪能が上演されました。
番組では、宝生流の能楽上演を追い、日本の伝統芸能である「能楽」「狂言」の普及にかける、主催者の意気込みや観客の感想などを幅広く紹介しています。
深見東州インタビュー
日本の世界に誇れる文化を、伝統を絶やさないためにどうしたらいいんだろうかと。若い人で、習う人も少なくなってるし、お年寄りばかりしか見ないんでね。若い人への刺激、ただでも皆さんに少しでも見ていただいて、能もおもしろいなと、見ると興味を持つしね、能楽堂にも足を運んでいただくので、能の普及を考えたらね、なるべくただで演目を見ていただくチャンスを増やして、目にとまるということが大事ですよね。無料で公開してるのはね、東京では私たちの東京薪能だけですね。全国でも無料で見られるのは2つか3つしかないです。
半能「田村」
半能「田村」
シテ(坂上田村丸の霊): 深見 東州
ワキ(旅の僧): 殿田 謙吉
笛: 寺井 宏明
小 鼓: 幸 信吾
大 鼓: 高野 彰
後 見: 辰巳満次郎/山内 崇生
地 謡: 小倉 敏克/広島 克栄/
小倉健太郎/渡邊 茂人/ 小倉伸二郎/
和久荘太郎/高橋 憲正/辰巳 孝弥
狂言「清水」
狂言「清水」
太郎冠者: 山本泰太郎
主: 遠藤 博義
能「胡蝶」
能「胡蝶」
シテ(都の女/胡蝶の精): 渡邊荀之助
ワキ(旅の僧): 殿田 謙吉
笛: 寺井 宏明
小 鼓: 幸 信吾
大 鼓: 高野 彰
太 鼓: 徳田 宗久
後 見: 辰巳満次郎/山内 崇生
地 謡: 小倉 敏克/広島 克栄/小倉健太郎/渡邊 茂人/
小倉伸二郎/和久荘太郎/高橋 憲正/辰巳 孝弥
産経新聞 掲載記事
幽玄薪能 都庁をバックに観客6500人堪能
2004.09.16 朝刊
国内外の人々に日本の伝統文化の魅力を感じてもらおうと「東京大薪能」(主催・NPO法人世界芸術文化振興協会、後援・産経新聞社など)が15日、新宿区西新宿の東京都庁舎・都民広場で開かれた。訪れた6500人の観客は、高層ビルに囲まれた中で、幽玄の美に酔いしれた。
かがり火の揺れる舞台では半能「田村」、狂言「清水」、能「胡蝶(こちょう)」が演じられ、演技が終わると観客から大きな拍手が送られた。上演前には、能、狂言に初めて触れる人にも楽しんでもらおうと演目の解説も行われた。
同協会の深見東州会長(53)は「能は難しく、退屈なものではない。啓蒙(けいもう)のために見るチャン スをつくっていきたい」と話していた