「エジプト・スフィンクス薪能」深見東州(半田晴久)テレビ出演

TOKYO MXテレビ 2001年7月22日放送 あらすじ

エジプト スフィンクス 薪能 深見東州 半田晴久
深見東州・活動の歴史DVD テレビ放送シリーズ5 たちばな出版

2001年6月1日(金)、エジプト・アラブ共和国のギザスフィンクス前にて、宝生流宗家らが演能しました。

 

古い歴史を誇るエジプトのピラミッドや、スフィンクスのある一帯は、1979年にユネスコ世界遺産に指定されれています。このスフィンクスの前で、これまたユネスコ無形遺産に指定された、日本の伝統芸能「能楽」が史上初めて公演されたのです。

 

エジプトでスフィンクスをバックに、日本の古典芸能の能を演じるという、世界でも初めての試み…。1人の男の情熱が、そしてそれを支えた人たちの熱い思いが、歴史、民族、言葉などの境界を超えて、日本とエジプトの文化の架け橋になったのです!

能「翁」

能「翁」 
翁 :宝生英照(宝生流宗家) 
千歳 :山内崇生 
三番三 :山本則俊 
面箱 :遠藤博義 

笛 :帆足正規 
小鼓 :住駒幸英/住駒充彦/河原清 
大鼓 :柿原光博 

後見 :辰巳満次郎/水上優 
地謡 :渡邊荀之助/広島克栄/佐野登/ 渡邊茂人/小林晋也/辰巳孝弥 

狂言「棒縛」

狂言「棒縛」 
シテ(次郎冠者) :山本則俊 
主 :加藤元 
太郎冠者 :遠藤博義 

半能「石橋(連獅子)」

エジプト スフィンクス 薪能 石橋

半能「石橋(連獅子)」 
白獅子 :深見東州 
赤獅子 :辰巳満次郎 
ワキ(寂昭法師) :江崎敬三 

笛 :帆足正規 
小鼓 :住駒幸英 
大鼓 :柿原光博 
太鼓 :三島卓 

後見 :宝生英照/山内崇生/渡邊茂人/ 小林晋也/辰巳孝弥 
地謡 :渡邊荀之助/広島克栄/佐野登/ 水上優/小倉伸二郎/和久荘太郎 

深見東州(半田晴久)インタビュー

こういう伝統芸能というのは、伝統を踏まえながら何らかの形で時代を超えていく、生き残っていく努力をしてて残っているわけです。

 

伝統のいいものを残そうと思ったら、やっぱりそれなりの時代、時代のチャレンジがないとね、残らないと思うわけですね。

西日本新聞 掲載記事

エジプト スフィンクス背に「薪能」 壮大な歴史と自然に溶け込んだ幽玄の美

2001.08.15 夕刊 2頁

ピラミッドにスフィンクス、砂漠にラクダ、そしてナイル川...世界最大級の観光名所、エジプトはその期待を裏切らない歴史と自然の宝庫だ。とりわけカイロ郊外のギザにあるスフィンクスやピラミッド群は、何度訪れても「これが人間が造ったものか」と、その壮大さに感動する。このスフィンクスとピラミッドをバックにコンサート-といった国際的イベントが増えている。日本の伝統文化を代表する薪能の公演がこのほど実現、エジプトでも高い関心を集めた。 (池田泰博)

 ●千二百人が見入る
 ポン、ポポン-。鼓の音が、乾いた砂漠の夜空に響く。

三本の薪に火が付けられた午後八時過ぎ、ライトアップされたスフィンクスと三大ピラミッドが舞台背後の暗やみに浮かび上がり、能「翁」の上演が始まった。

木造の特設舞台で、宝生宗家十九代家元の宝生英照氏が、天下泰平や五穀豊饒(ほうじょう)を祈りながら、
ゆっくりと舞う。訪れたエジプト人や日本人観光客は約千二百人。能の細やかな動きと秘められた力強さに息を潜めて見入った。

 「スフィンクス薪能」と題されたイベントは六月一日(現地時間)に実現。能「翁」とともに狂言「棒縛」、
それに能「石橋」が演じられた。

 


●神秘的な雰囲気

「石橋」では紅白のボタンを仕立てた舞台で、白獅子と赤獅子が躍動的な舞いを繰り広げる。頭を振り、毛をなびかせ目まぐるしく動くが、緊張感のある端正な姿勢は崩れることがない。

その動きをピラミッドの守り神として建造された巨大石像、スフィンクスが見守る。エジプトと日本の獅子
の“共演”は砂漠の暗やみと相まって、幽玄で神秘的な雰囲気を醸し出した。

主催は、国内外で文化交流事業に取り組んでいるNPO法人「世界芸術文化振興協会」(東京、深見州長)。これまでニューヨークや北京でも能や狂言の公演を行っている。

深見会長は「スフィンクス薪能は長年の夢だった。言葉は分からなくても能の本質はエジプト人にも伝わり、交流ができたと思う」と語った。

 


●音と光のショー

薪能は特別公演だったが、毎晩二-三回、ピラミッドやスフィンクスを照らし出す中、古代エジプトの歴史を
語る「音と光のショー」が催されている。英語やフランス語、スペイン語などに加えて週一回、日本語による公演もある。所要時間は約一時間だ。

ピラミッドは小高い丘にあり、夜になるとその周囲は真っ暗やみ。ピラミッドやスフィンクスがライトアップされると、その巨大さに圧倒される。重低音の効果音がその迫力を倍加させる。エジプト人は陽気でエネルギッシュだ。その国民性を反映するような「光と音のショー」。

ただし、しゃく熱のイメージが強い砂漠も、夜は熱を放射してしまうため想像以上に冷える。夏でも上着は必需品。この落差もまた、エジプトの魅力と感じた。

毎日新聞 掲載記事

スフィンクスに伝統の舞を披露--エジプト

2001.06.02 東京夕刊 8頁 社会

【カイロ小倉孝保】エジプト・カイロ郊外のギザで1日夜(日本時間2日未明)、薪能(世界芸術文化振興協
会主催、毎日新聞社など後援)が披露され、観客は歴史遺産スフィンクスの前で演じられた日本の伝統芸能の舞を満喫した。

 スフィンクスはエジプト古代第4王朝(紀元前2613~同2498年)にピラミッドの守り神として建造さ
れた巨大石像。近くのピラミッド群とともに79年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定され
た。能楽も今年5月、ユネスコの世界無形遺産になっている。

現地時間午後8時過ぎ、スフィンクス南側の木造特設舞台の横では、三本の薪に火が付けられた。宝生英照氏 が天下泰平や五穀豊穣(ほうじょう)などを祈る「翁(おきな)」を舞った。また、深見東州、辰巳満次郎両氏 が白と赤の獅子にふんし「石橋(しゃっきょう)」を演じた。

「スフィンクス薪能」公演、6月1日に--エジプト・ギザで

2001.05.26 東京朝刊 29頁 総合

スフィンクスの前で薪能を披露する「スフィンクス薪能」公演が6月1日夜(日本時間同2日未明)、エジプト・ギザの広場で催される。

NPO法人「世界芸術文化振興協会」(東京都杉並区)主催。

 

 6月1日午後7時から3時間にわたり、能「翁(おきな)」を宝生流宗家・宝生英照、狂言「棒縛(ぼうしばり)」を山本規則、能「石橋(しゃっきょう)」を白獅子深見東州、赤獅子辰巳満次郎がそれぞれ演じる。 

産経新聞 掲載記事

スフィンクスも日本の幽玄鑑賞

2001.06.02 東京夕刊 1頁

 能の本格的なエジプト公演が一日夜(現地時間)、カイロ近郊のギザのスフィンクス前で行われた。

公演は日本と各国との文化交流事業を行うNPO法人「世界芸術文化振興協会」(深見東州会長)が主催、在 エジプト日本国大使館などの後援、協力で行われた。会場に詰め掛けた人たちは、ライトアップされたスフィン クス、ピラミッドを背景に幽玄で神秘的な能を楽しんだ。